坐骨神経痛

坐骨神経痛による腰～足にかけての痛みは、7～8割程度の確率で改善が可能です。2022年5月～2024年7月時点での当院の実績ですと、83.7％の確率で坐骨神経痛が改善しています。

坐骨神経痛（ざこつしんけいつう）とは、坐骨神経が圧迫された結果、腰～足にかけて痛みやしびれが生じる疾患といわれています。

一般的な症状としては、「お尻が痛い」「腰から太ももにかけてしびれている」などの症状を引き起こします。

ここでポイントなのが、坐骨神経が圧迫されていたとしても、自覚症状がない方が非常に多いということです。その事実について、次の項目で簡潔に説明していきます。

これから説明する内容は全て、最新のエビデンス(医学的な根拠)に従った事実です。ですので私個人の考えや一意見ではありません。

現在、日本全国で神経圧迫による坐骨神経痛と診断されている人口は580万人以上です。しかしその中で実際に坐骨神経痛で悩んでいる人口は、150万人程度だといわれています。

これらの結果からも「坐骨神経を圧迫しているから痛い」というこれまでの考え方では、説明がつかなくなってきているのです。

最新の神経生理学では、神経は圧迫されても過剰に痛みを感じることはないことが分かっています。

ではなぜあなたの腰やお尻は痛いのか。それは神経が圧迫されているから…ではなく股関節周りの神経が知覚過敏状態になっているからです。

実際、当院に通院されている患者様は、坐骨神経が圧迫されている状態にも関わらず、知覚過敏状態の神経を調整するだけで、坐骨神経痛は改善しています。

最新のペインサイエンスに従い、坐骨神経痛に関係する神経系にアプローチするからです。

例を挙げると、坐骨神経、上殿皮神経、中殿皮神経、腰部の脊髄神経後枝などの知覚過敏化した神経を調整します。

継続して整体を受け続けることで、少しずつ知覚過敏が消失し、坐骨神経痛による痛みが改善に向かいます。