変形性股関節症

変形性股関節症による股関節の痛みは、7割程度の確率で改善が可能です。2022年3月～2024年9月時点での当院の実績ですと、72.7％の確率で股関節痛が改善しています。

変形性股関節症（へんけいせい こかんせつしょう）とは、股関節にかかるストレスによって、クッションである関節軟骨が傷んでしまう病気です。

一般的な症状としては「立ち上がる時や歩き初めに痛い」「階段昇降が困難」などの症状を引き起こします。

ここでポイントなのが、変形性股関節症であっても、自覚症状がない方が非常に多いということです。その事実に関して、次の項目で簡潔に説明していきます。

これから説明する内容は全て、最新のエビデンス(医学的な根拠)に従った事実です。ですので私個人の考えや一意見ではありません。

現在、日本全国で変形性股関節症と診断されている人口は500万人以上です。しかしその中で実際に股関節痛で悩んでいる人口は、130万人程度だといわれています。

これらの結果からも「変形しているから痛い」というこれまでの考え方では、説明がつかなくなってきているのです。

痛みを感じる…という感覚は全て、神経の役割です。その神経が正常であれば、人間は過剰に痛みを感じることはありません。

ではなぜあなたの股関節は痛いのか。それは変形しているから…ではなく股関節の周囲にある神経が知覚過敏状態になっているからです。

事実、あなたもこれまで股関節が変形していても、痛みがなかった時期や、全く痛みはないという方に出会ったことがあるはずです。

実際、当院に通院されている患者様は、股関節の変形は一切変わっていないにも関わらず、神経を調整するだけで痛みは改善しています。

最新のペインサイエンスに従い、股関節痛に関係する末梢神経にアプローチするからです。

例を挙げると、上殿皮神経、中殿皮神経、外側大腿皮神経、腸骨鼠径神経などの知覚過敏化した神経にアプローチします。

継続して整体を受け続けることで、少しずつ知覚過敏が消失し、変形性股関節症による痛みが改善に向かいます。