変形性膝関節症

変形性ひざ関節症による膝の痛みは、7～8割程度の確率で改善が可能です。2021年7月～2024年8月時点での当院の実績ですと、80.1％の確率で膝痛が改善しています。

変形性膝関節症(へんけいせい ひざ かんせつしょう)は、加齢やケガによって軟骨がすり減り、膝関節が変形してしまう疾患です。

一般的な症状としては、「立ち上がる時や歩き初めに痛い」、「階段昇降や正座が困難」などの症状を引き起こします。

ここでポイントなのが、変形性膝関節症であっても、自覚症状がない方が非常に多いということです。その事実に関して、次の項目で簡潔に説明していきます。

これから説明する内容は全て、最新のエビデンス(医学的な根拠)に従った事実です。ですので私個人の考えや一意見ではありません。

現在、日本全国で変形性膝関節症と診断されている人口は3,000万人以上です。しかしその中で実際に膝痛で悩んでいる人口は、800万人程度だといわれています。

これらの結果からも「変形しているから痛い」というこれまでの考え方では、説明がつかなくなってきているのです。

痛みを感じる…という感覚は全て、神経の役割です。その神経が正常であれば、人間は過剰に痛みを感じることはありません。

ではなぜあなたの膝は痛いのか。それは変形しているから…ではなく膝関節の周囲にある神経が知覚過敏状態になっているからです。

事実、あなたもこれまで膝が変形していても、痛みがなかった時期や、痛みは全くないという方と出会ったことがあるはずです。

実際、当院に通院されている患者様は、膝の変形は一切変わっていないにも関わらず、神経を調整するだけで膝痛は改善しています。

最新のペインサイエンスに従い、膝痛に関係する末梢神経にアプローチするからです。

例を挙げると、膝の皮神経、脛骨神経、外側大腿皮神経、後大腿皮神経、伏在神経などの知覚過敏化した神経を調整します。

継続して整体を受け続けることで、少しずつ知覚過敏が消失し、変形性膝関節症による痛みが改善に向かいます。