鵞足炎

鵞足炎による膝の痛みは、7～8割程度の確率で改善が可能です。2022年６月～2024年3月時点での当院の実績ですと、86.2％の確率で膝痛が改善しています。

ひざの内側には、縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉が付着しており、この部分を総称して鵞足（がそく）と呼びます。鵞足に痛みが生じる疾患を鵞足炎といいます。

鵞足炎になると、「膝の屈伸時に内側に痛みが走る」、「膝が引っかかるような違和感…」などの症状を引き起こします。

ではなぜ鵞足炎になると膝痛が発生するのか…を次の項目で簡潔に説明していきます。

私たち動物にはある共通点があります。それは神経がなければ、痛みを感じることが出来ないということです。

そして鵞足炎と診断された方は、鵞足の近くに存在する膝の神経に異常が起こっているケースがほとんどなのです。

事実、当院に通院されている患者様は、鵞足周辺の神経を調整するだけで膝痛が改善しています。

神経に異常が起こり、刺激に対して敏感になることを「神経の知覚過敏化」といいます。神経が知覚過敏になると、なんてことのない日常の動きに痛みを感じるようになるのです。

最新のペインサイエンスに従い、鵞足炎の痛みに関係する末梢神経にアプローチするからです。

例を挙げると、膝の皮神経、足底神経、腓腹神経、深腓骨神経、伏在神経などの知覚過敏化した神経にアプローチします。

継続して整体を受け続けることで、少しずつ知覚過敏が消失し、鵞足炎による痛みが改善に向かいます。